激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「ママ、あそこにモリスたちがいる。ここからは、彼らと一緒に避難をして」
 フレディの言いつけを破ることは忍びなく、胸が痛んだ。けれど私に、ママと避難する選択肢はなかった。
 私が授かった、私の力。それをどう生かし、どう使っていくか――!
「あなたは行くのね?」
 ママの問いかけに、私は決意を噛みしめてきつく前を見据える。
「うん! 私はフレディたちを追う。この緊急事態を、放っておけない!」
 着地したスカーレットの背中からママが降りるのを手伝いながら、きっぱりと答えた。
「そう。気をつけるのよ、フローラ。……ベビーピンクのドラゴンさん、くれぐれも娘をよろしくお願いします」
 地面に降り立ったママは私の目を見て力強く頷くと、スカーレットに向き直って頭を下げた。
「きゅー!(任せて、ママさん!)」
「ママも気をつけて! いってきます!」
 ママがモリスの一家と合流し、鍾乳洞に避難していくのを見送って、私たちは勢いよく飛び立った。