「あなたに、この奇跡が与えられた意味。それをよく考えて行動するといいわ。ママは、全力で応援する。あなたが選んだ行動をね」
「ママ……っ!」
少し大きくなってからは、気恥ずかしさがあって我慢していた。だけど今は、恥ずかしいなんて思う間もなく、ママの胸に顔を埋めた。
「……不思議ねフローラ。あなたはたしかに私の娘なのに、時々あなたが、人智を越えた存在に思えることがあるわ」
ギュッと抱きついたママからは、お日さまの優しい匂いと、香草のスーッとした清涼感ある匂いがした。嗅ぎ慣れた、大好きなママの匂いに、胸がいっぱいになった。
「ヘンなママ。私はママの娘以外の、何者でもないわ」
「ふふっ。そうだったわね」
「きゅっ!(領のみんな、みいつけた!)」
スカーレットの声を受けて眼下に目線を向ければ、領民らが列なして鍾乳洞へと潜っていくところだった。
渓谷にできた鍾乳洞は、まさに天然の要塞。身を潜め、ダブダーン王国からの攻撃をやり過ごすには打って付けだ。
その時、領民らの列に、偶然お隣のモリスの一家の姿を認めた。
「ママ……っ!」
少し大きくなってからは、気恥ずかしさがあって我慢していた。だけど今は、恥ずかしいなんて思う間もなく、ママの胸に顔を埋めた。
「……不思議ねフローラ。あなたはたしかに私の娘なのに、時々あなたが、人智を越えた存在に思えることがあるわ」
ギュッと抱きついたママからは、お日さまの優しい匂いと、香草のスーッとした清涼感ある匂いがした。嗅ぎ慣れた、大好きなママの匂いに、胸がいっぱいになった。
「ヘンなママ。私はママの娘以外の、何者でもないわ」
「ふふっ。そうだったわね」
「きゅっ!(領のみんな、みいつけた!)」
スカーレットの声を受けて眼下に目線を向ければ、領民らが列なして鍾乳洞へと潜っていくところだった。
渓谷にできた鍾乳洞は、まさに天然の要塞。身を潜め、ダブダーン王国からの攻撃をやり過ごすには打って付けだ。
その時、領民らの列に、偶然お隣のモリスの一家の姿を認めた。



