激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「大丈夫よ、ママ! 飛竜騎士団が戻ってきたからには、もうダブダーン王国軍の好き勝手にはさせない!」
「そうだったわね! こうして飛竜騎士のみなさんが帰って来てくれて、もう不安はないわ。空を見上げた領のみんなも、きっと思いは同じよ」
 進軍状況について、ひと通りの情報共有を終えた後で、ママが静かに口を開いた。
「……ねぇフローラ、ドラゴンの飛行は奇跡ね。上空の強風や、飛行による圧力も感じなければ、照り付ける太陽の眩しさもまるで感じない。こうして風切り音なしに、あなたと会話できていることだってそう」
 ママから聞かされて初めて、これまで当たり前にしていたことは奇跡なのだと思い至った。ちなみにこの奇跡は、間違いなく、私だけに与えられている。
 飛竜騎士たちは皆、並々ならぬ訓練を経てドラゴンに乗っている。それこそ、上空の風や、飛行の圧力に耐えるために。そして訓練飛行後の彼らは、はた目にも消耗し、疲労困憊していた。