激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「わわわっ!? ちょっ、ママもスカーレットも、落ち着いて!」
 早々に避難しなければならないというのに、これは一体なにごとだ!? 普段とは逆、私がママたちの制止に回るという珍事に戸惑いは隠せない。
「きゅ(わわ。ごめん)」
「ご、ごめんなさい。だけどこの触り心地ったら、尋常じゃないんだもの。いつまでだって触っていたい、この夢心地は……そう! まさに魔性よ! ベビーピンクのドラゴンさん、あなた、魔性の女だったのね!?」
「きゅーんっ(いやん、ママさんったら! 魔性の女だなんて、なんだか照れちゃう~!)」
「あらあら。鳴き声まで、まるで鈴を転がしたように可愛いんだから。もう、抜かりないわね! このこの~……って、……あぁ、駄目! モフモフの魅力にママが返り討ちだわ……」
 なおも、ママとスカーレットは、物凄く盛り上がっている。あまりの緊張感のなさに、一瞬、緊急事態を忘れそうになった。
「……スカーレット。もう跳ねながらでもいいや。とりあえず、南に向かってくれる?」
「きゅあ(そ、そうだったわね!)」