激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「あぁ。半島の各地に潜伏してる俺たち配備兵に回ってきた命令は、『ユーンデル王国騎士団のドラゴンの訓練飛行に遭遇したら足止めをしろ』って、それだけだ。切ない話だが、上にとっちゃ俺らは所詮捨て駒さ。それを報せてきた連絡係がそんなことをポロッとこぼしてたのを、今、たまたま思い出しただけなんだ。なぁ?」
「あぁ。だからまぁ場合によっちゃ、この隙に攻め入ってる可能性もあるかもなー……って、なぁ?」
 おじさんたちは、互いに顔を見合わせて「なぁ」「なぁ」言いながら頷き合っている。
 そもそも、下っ端の彼らは軍行計画の詳細を知らされる立場になく、今の答えも確証あるものではない。
 しかし、進軍の可能性を示唆するには十分だった――!
「全飛竜騎士団員に告げる! 今この瞬間にも、ダブダーン王国軍が隣接する我が国カロラダ領に進軍している可能性がある! ユーンデル王国カロラダ領へ急行する!!」