激おこ転生幼女のモフモフ無双!

 フローラが愛しげに撫でながら、そっとポケットにしまい込めば、眩しいほどの光も一緒に彼女のポケットに消える。
「ヴィヴィちゃん、ゆっくりおやすみなさい。それから、起きた時はまた仲良くしてね?」
「……すぴぃ」
 赤ん坊ドラゴンは、返事とも寝息ともつかない可愛らしい鳴き声をあげる。
「ふふふっ、よしよし」
 こうして、あれよあれよという間にフローラは赤ん坊ドラゴンの名付け親になり、さらにはその懐で保育まで行うことになっていた。ピンクとブルーの二匹のドラゴンの真ん中で赤ん坊ドラゴンをあやして微笑む少女は、やはりどこまでも規格外だ。
 彼女を見つめる瞳には、自ずと熱が篭もった。他の騎士たちやドラゴンたちも同様に、畏敬の篭る眼差しで彼女を見つめていた。

***

「聞いてた『使役』ってのとは、ずいぶんと様子が違げぇなぁ」
「あぁ。騎士たちはみんな、ドラゴンと仲良くしてんぜ?」
 さっきとは立場逆転。縄でぐるぐる巻きに縛られて転がされたおいちゃんたちが、コソコソと囁き合っていた。