フローラが、俺の乗るアイボリーのドラゴン殿に向かって、嬉々として駆けてくる。そうして伸ばした状態のままピキンと固まったドラゴン殿の右前足に向かってピョーンとジャンプしようとして――。
「って、……やだ。ねぇねぇおじさんたち、こんなところで寝てちゃ風邪引くよ?」
足元で白目を剥き、口から泡を吹いて転がる三人組に気づき、頓珍漢な発言をする。もちろん、眠りの世界よりもっと深くに意識を沈ませた奴らが答えられる訳もないのだが。
しかし、彼女ののんきな物言いと、しゃがみ込んで奴らの肩をゆさゆさと揺らす様子を見るに、不当に虐げられたりはせず、こいつらとほどほど友好的に過ごしていたことが知れる。
この一点について、胸には安堵が広がった。
「きゅぁー!(あー、フローラみぃっけ!)」
その時、頭上からピンクのドラゴン殿の鳴き声が響き渡った。
「スカーレット! フレンドラさん!」
「きゅっ(野っぱらにいないんだもの、捜したわよ~。一時間の約束を十分過ぎたくらいで先に行っちゃうなんて、ヒド……って、あら?)」
「って、……やだ。ねぇねぇおじさんたち、こんなところで寝てちゃ風邪引くよ?」
足元で白目を剥き、口から泡を吹いて転がる三人組に気づき、頓珍漢な発言をする。もちろん、眠りの世界よりもっと深くに意識を沈ませた奴らが答えられる訳もないのだが。
しかし、彼女ののんきな物言いと、しゃがみ込んで奴らの肩をゆさゆさと揺らす様子を見るに、不当に虐げられたりはせず、こいつらとほどほど友好的に過ごしていたことが知れる。
この一点について、胸には安堵が広がった。
「きゅぁー!(あー、フローラみぃっけ!)」
その時、頭上からピンクのドラゴン殿の鳴き声が響き渡った。
「スカーレット! フレンドラさん!」
「きゅっ(野っぱらにいないんだもの、捜したわよ~。一時間の約束を十分過ぎたくらいで先に行っちゃうなんて、ヒド……って、あら?)」



