激おこ転生幼女のモフモフ無双!

 ドラゴンも騎士も、フローラ救出にかける思いは皆同じだ。
「小屋はかなりの劣化が推察できる。踏み込む際は、細心の注意を払え」
「ハッ」
 皆が心をひとつに、俺の「突撃」の合図を待っていた。
「誘拐犯に情け容赦はいらん! 一気に叩き、フローラを救出する! 全飛竜騎士団、突撃――!」
 俺の合図で、飛竜騎士団は一斉に高度を下げ、男たちに飛び掛かる。
「ぅわぁぁああぁああっっ!」
「ドラゴンが攻めてきたぞ――!」
 ドラゴンの猛攻に気づいた男たちは、手にした岩を放り出し、散り散りになって逃げていく。
 ところがだ、小屋を背に一目散に逃げていく男らの中、例の三人組はなにを思ったか踵を返し、小屋に戻ろうとしていた。
「ギュァッ!(おのれ人間ども、大切な嬢ちゃんを攫おうなど言語道断! この咎は死をもって贖え!)」
 俺の乗るアイボリーのドラゴン殿は小屋に向かって走る三人組に狙いを定めると、急降下した。
「「「う、うっ、うわぁああああ――っ!?」」」