激おこ転生幼女のモフモフ無双!

 あれよあれよという間に、私は人の良さそうなおばあさんに促され、傾きかけ、外壁の隙間からヒューヒューと隙間風が吹き込む、あばら家に招かれていた。
「ここで、おばあちゃんは一人で暮らしているの?」
 かまどで土鍋のスープを温める、おばあさんの背中に問う。
「そうよ。年季の入った建物に驚いたでしょう?」
「そんなこと、……ううん。ほんとはちょと、驚いた。今はいいけど、冬場のここはとても寒そうだから」
 否定しようとして、だけど振り返ったおばあさんの訳知りな目線とぶつかって、私は正直に答えた。
「お嬢さんの言う通りよ。ここで越す冬は、とても厳しいわ。……それでもうちは、昔、主人が陛下に楯突いた咎があるら、町中には住まわせてもらえないわ。だからこうして町外れにあばら家を建てて暮らすのが精一杯。このあばら家を建ててくれた息子も、帝国軍に従軍して家を空けて……いえ。正確には、息子はもう軍所属ではないのかもしれないわ」
「おばあちゃん?」