激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「それはいいな。長距離飛行訓練の必要性もそうだが、その薬草はぜひとも手に入れたい。花の盛りは今日明日中と言ったな? ……よし! 飛竜騎士団は明朝、ドリアナ帝国との国境沿いの山に向け、長距離飛行訓練に出発だ!」
 私の提案に、フレディは即決した。
「ほんと? やったぁ!」
 こうして急転直下、明日のピクニッ……いや、長距離飛行訓練が決定した。

 その日の夜。
「るんるんるる~ん♪」
《ふふっ。フローラったらとってもご機嫌ね》
 私がベッドに腰掛け、寝支度を整えながら鼻歌を歌っていると、すぐ横の床に丸まっていたスカーレットがクスリと笑い声をあげた。
「そりゃご機嫌にもなるよ~! だって、四日ぶりにスカーレットが戻ってきて、こうして一緒に眠れるんだもの。これを喜ばないわけがないじゃない!」
《フ、フローラ~っ!》
「きゃっ!?」
 次の瞬間、スカーレットが大きなお目目をカッと見開いたと思ったら、モフッと伸びてきた前足に掬うようにして懐に抱き締められた。