あっという間にスカーレットは中央広場までひとっ飛び。そこでは昨日に引き続き、騎士たちが苛烈な「風攻めの刑」の真っ最中で、先ほど訓練に合流したばかりのフレディとユルグさんも、他の騎士たちとともに大玉に乗っていた。
「フレディー! 騎士たちの長距離飛行訓練について、提案があるの!」
送風機が出す大音量にかき消されぬよう、力いっぱい声を張る。
「フローラ?」
なんとか気づいてもらえたようで、フレディは乗っていた大玉の上からヒョイッと下りると、送風機の電源をオフにした。
「訓練は一旦中断、十分後に再開だ!」
フレディのひと声で、騎士の面々も各々乗っていた玉から下りる。そうして地面に下りるや、皆、疲労困憊といった様子でガックリと膝を突いた。
「提案というのはなんだ?」
屍と化した騎士らを尻目に、同じ訓練メニューを熟していたフレディは、しっかりとした足取りで私のもとまでやって来た。
……ふむ。やはり、初代飛竜騎士団長を賜っただけのことはある。フレディの潜在能力は伊達ではない。
「実は、かくかくしかじかでね――」
「フレディー! 騎士たちの長距離飛行訓練について、提案があるの!」
送風機が出す大音量にかき消されぬよう、力いっぱい声を張る。
「フローラ?」
なんとか気づいてもらえたようで、フレディは乗っていた大玉の上からヒョイッと下りると、送風機の電源をオフにした。
「訓練は一旦中断、十分後に再開だ!」
フレディのひと声で、騎士の面々も各々乗っていた玉から下りる。そうして地面に下りるや、皆、疲労困憊といった様子でガックリと膝を突いた。
「提案というのはなんだ?」
屍と化した騎士らを尻目に、同じ訓練メニューを熟していたフレディは、しっかりとした足取りで私のもとまでやって来た。
……ふむ。やはり、初代飛竜騎士団長を賜っただけのことはある。フレディの潜在能力は伊達ではない。
「実は、かくかくしかじかでね――」



