激おこ転生幼女のモフモフ無双!

 私の要請を受けたアイボリーさんたちは飛行を停止し、その場でホバリングしてくれる。
「竜のいとし子……いや、モーリダ領主令嬢フローラ。僕は今日、君に会えてよかった」
「え?」
「また会おう。外せぬ公務があって式典への列席が叶わなかった妃は、大層残念がっていた。だから今度、妃も交えゆっくり話せる時間を作る。その時はぜひ、王宮においで。そうして君のドラゴンにも『国王夫妻がとびきりのもてなしを用意して待っている』と伝えておいてくれ」
 第一印象は、偉そうでいけ好かない、感じの悪い王様。だけど今は、「しょーがない。また会ってやるか」ってくらいには、その印象が改善していた。
「うん、わかった」
「此度の土産は別途で手配済みだ。気をつけて帰れ」
 お土産は、手配済み? よくわからないが、あまり重要ではなさそうなのでスルーする。
「またね、王様」
 私がバイバイと手を振れば、王様もスッと手をあげて振り返した。王様以下、式典参加者たちからの熱い見送りを受け、私たちは今度こそモーリダ領に向けて飛び立った。