激おこ転生幼女のモフモフ無双!

 他にも幾人かが挙手してくれたが、最終的にアイボリーのドラゴンさんに乗せていってもらうことになった。

 日付は変わって翌日。
 私はフレディとユルグさんと共に、騎士団の屋外スタジアムの最前列に設えられた特等席で式典の開始を待っていた。ちなみにアイボリーさん、ライラックさん、ライムちゃんの三体は私たちを降ろすとすぐに、皆《面倒だから》の一言で思い思いに飛んでいってしまった。
 だから、私たちの脇には彼らのために用意された十メートルほどのスペースがぽっかりと空いたままになっていた。
 ……へへへっ、目論見が外れちゃって残念でした。私はまだ見ぬ王様に向かい、ニンマリとほくそ笑んだ。
 そうこうしている内に高らかなファンファーレが鳴り響き、進行役が高らかに王様の入場を告げる。
「国王陛下のご入場です!」
 全員がスックと起立して直角に腰を折ったので、私もそれに習った。
 ……うっ。直角のままでいるって、けっこう腹筋にくる。