っ! 聞かされて、竜たちに……そしてアンティークローズのバーバラさんに、深い尊敬の念が湧く。熱く私の胸を打つ。
「……あなたたちは、すごいね。対して人間は、なんて卑しいんだろう。そもそもモッツァー皇帝がユーンデル王国に進軍するのに、正当な理由なんてなかった。モッツァー皇帝は私利私欲を満たすため、領土拡大を目論んで国軍を動かして、いたずらに血を流そうとした。やっぱり私、モッツァー皇帝を焼き切ってくればよかったよ……!」
《なーに、焼き切っちまうより、奴を生かして戦争責任をきちんと果たさせる方が余程にいいさ。ありがとうね、娘さん》
「ううん! ありがとうを言うのは、こっちだよ。とにかくバーバラさん、まずは尾っぽの手当てをしなくっちゃ!」
言うが早いか、勢い勇んでポケットから新品の軟膏を取り出す。
《いや、手当てはもう――》
「駄目! 軟膏がどこまで効くかはわからないけど塗らないより……って、あれ?」
蓋を開け、いざ塗ろうとしたところで、尾っぽがぺっちぺっちと元気に動いていることに気づく。
「……あなたたちは、すごいね。対して人間は、なんて卑しいんだろう。そもそもモッツァー皇帝がユーンデル王国に進軍するのに、正当な理由なんてなかった。モッツァー皇帝は私利私欲を満たすため、領土拡大を目論んで国軍を動かして、いたずらに血を流そうとした。やっぱり私、モッツァー皇帝を焼き切ってくればよかったよ……!」
《なーに、焼き切っちまうより、奴を生かして戦争責任をきちんと果たさせる方が余程にいいさ。ありがとうね、娘さん》
「ううん! ありがとうを言うのは、こっちだよ。とにかくバーバラさん、まずは尾っぽの手当てをしなくっちゃ!」
言うが早いか、勢い勇んでポケットから新品の軟膏を取り出す。
《いや、手当てはもう――》
「駄目! 軟膏がどこまで効くかはわからないけど塗らないより……って、あれ?」
蓋を開け、いざ塗ろうとしたところで、尾っぽがぺっちぺっちと元気に動いていることに気づく。



