「いいかフローラ、有事にあって国民を守るのは俺たち騎士だ。君が率先して最前線に向かうなど、決してあってはならない。それは俺の仕事だ。そうして君は、俺が守るべき大切な国民のひとりなんだ!」
「っ、……ご、ごめんなさい」
フローラは小さく身を縮め、泣きそうな声で謝罪した。
「……声を大きくしてすまなかった。怒りたかったわけではないんだ。ただ、君が取った行動がいかに危険で、無謀なものだったか、きちんと理解してもらいたかったんだ。そうして君の身を案じる多くの存在を忘れて欲しくなかった。もちろん、俺もそのひとりだ」
彼女は目もとを手の甲で拭いながら、コクリと頷いて答えた。俺はスッと手を伸ばし、俯く彼女の頭を撫でた。
「フレディ、勝手をして、心配かけてごめんね。……それから、来てくれてありがとう」
彼女はゆっくりと顔を上げると、はにかんだ笑みを浮かべ、俺の目を見て告げた。真っ直ぐに俺を見つめる、透き通る紫の瞳の美しさに、思わず息をのんだ。
ドラゴンと意思の疎通をなすばかりか、心打ち解けた関係を築き上げる少女。
「っ、……ご、ごめんなさい」
フローラは小さく身を縮め、泣きそうな声で謝罪した。
「……声を大きくしてすまなかった。怒りたかったわけではないんだ。ただ、君が取った行動がいかに危険で、無謀なものだったか、きちんと理解してもらいたかったんだ。そうして君の身を案じる多くの存在を忘れて欲しくなかった。もちろん、俺もそのひとりだ」
彼女は目もとを手の甲で拭いながら、コクリと頷いて答えた。俺はスッと手を伸ばし、俯く彼女の頭を撫でた。
「フレディ、勝手をして、心配かけてごめんね。……それから、来てくれてありがとう」
彼女はゆっくりと顔を上げると、はにかんだ笑みを浮かべ、俺の目を見て告げた。真っ直ぐに俺を見つめる、透き通る紫の瞳の美しさに、思わず息をのんだ。
ドラゴンと意思の疎通をなすばかりか、心打ち解けた関係を築き上げる少女。



