こうして俺は、ペールブルーのドラゴンの背に乗って、フローラの後を追いかけた。不思議なことに、ペールブルーのドラゴンは背上の俺にもわかるくらい息せき切って前を行くふたりを追っていたのだが、最後まで俺たちが彼女らに追いつくことはなかった。
ちなみにドラゴンでの飛行は、これまで数多の修羅場をくぐり、平時も騎士団の長として過酷な鍛錬を怠らずに積む俺をもってしても、苦行と呼ぶと相応しい厳しいものだった。地上とは比較にならぬ強い風にあおられながら、体幹に力を篭めて、滑りやすいドラゴンの背上でバランスを保ち続ける。これは並大抵の筋力、体力でやりこなせるものではない。
前を行く十歳の幼い少女が、いつ風にあおられて転がり落ちてしまうかと、ハラハラしながら掠れ掠れに見える、前方をゆくドラゴンの背上を注視していた。ところが、俺の心配を余所に、彼女は地上で椅子に座っているのとなんら変わぬ様子で背筋を伸ばし、落ち着いて乗竜していた。
ちなみにドラゴンでの飛行は、これまで数多の修羅場をくぐり、平時も騎士団の長として過酷な鍛錬を怠らずに積む俺をもってしても、苦行と呼ぶと相応しい厳しいものだった。地上とは比較にならぬ強い風にあおられながら、体幹に力を篭めて、滑りやすいドラゴンの背上でバランスを保ち続ける。これは並大抵の筋力、体力でやりこなせるものではない。
前を行く十歳の幼い少女が、いつ風にあおられて転がり落ちてしまうかと、ハラハラしながら掠れ掠れに見える、前方をゆくドラゴンの背上を注視していた。ところが、俺の心配を余所に、彼女は地上で椅子に座っているのとなんら変わぬ様子で背筋を伸ばし、落ち着いて乗竜していた。



