目に飛び込んだママは、とても焦った様子だった。
「……ん? ママ、どうしたの?」
「すぐにメリガン領へ避難するんだ」
答えはママではなく、ちょうど入り口から顔を覗かせたフレディから返された。
「え?」
避難という物騒な単語にギョッとして、スカーレットの懐から飛び起きた。
「進軍状況の把握のため、偵察に向かったユルグ率いる部隊が、先ほど、多数の負傷者を出して帰還してきた。それによると、モッツァー皇国軍の本軍とは別に、先発の騎馬部隊が既にここ、モーリダ領の目前まで迫っている。国境の前で竜騎士団による攻撃を試みるが、安全を考慮して、モーリダ領の全領民は隣接するメリガン領へ退避だ」
「ねぇ待って。多数の負傷者って、どういうこと? だって、彼らはドラゴンに乗って偵察に向かっていたんでしょう? なのに、なんで怪我を負うなんて事態になってるの!?」
「……ん? ママ、どうしたの?」
「すぐにメリガン領へ避難するんだ」
答えはママではなく、ちょうど入り口から顔を覗かせたフレディから返された。
「え?」
避難という物騒な単語にギョッとして、スカーレットの懐から飛び起きた。
「進軍状況の把握のため、偵察に向かったユルグ率いる部隊が、先ほど、多数の負傷者を出して帰還してきた。それによると、モッツァー皇国軍の本軍とは別に、先発の騎馬部隊が既にここ、モーリダ領の目前まで迫っている。国境の前で竜騎士団による攻撃を試みるが、安全を考慮して、モーリダ領の全領民は隣接するメリガン領へ退避だ」
「ねぇ待って。多数の負傷者って、どういうこと? だって、彼らはドラゴンに乗って偵察に向かっていたんでしょう? なのに、なんで怪我を負うなんて事態になってるの!?」



