一般的にペットと食べ物のやり取りは、ばっちいと敬遠される傾向にある。しかし、ドラゴンは神獣なのだから、ばっちさとは無縁! たとえその手が、床に落っことした米粒を拾い、何食わぬ顔で握り直していようとも、断固ばっちくなんてない! 私の心とお腹を満たしたのは、この上なく神聖な握り飯だ――!
私は心の中で誰に訴えるでもなく、スカーレットの握り飯の神聖さを熱弁した。
「ふぁあぁあ~」
《あら、フローラったらおねむ? ……ふぁああぁあ~。って、なんだかあたしまで眠くなってきちゃった。ちょっとお昼寝にしよ?》
言うが早いか、スカーレットは私をムギュッと懐に抱えると、ころんと床に丸まって瞼を閉じた。
っ、うっわぁあっ~~! モフモフで、やわらかで、しあわせ~……ぐぅ。一番毛質がやわらかな胸もとの特等席に埋もれ、私はあっという間に眠りの世界へと旅立った。
しかし、気持ちいいお昼寝は、突然終わりがやってきた。
「フローラ、起きてちょうだい! 逃げるのよ!!」
ゆさゆさと肩を揺さぶられて、瞼を開く。
私は心の中で誰に訴えるでもなく、スカーレットの握り飯の神聖さを熱弁した。
「ふぁあぁあ~」
《あら、フローラったらおねむ? ……ふぁああぁあ~。って、なんだかあたしまで眠くなってきちゃった。ちょっとお昼寝にしよ?》
言うが早いか、スカーレットは私をムギュッと懐に抱えると、ころんと床に丸まって瞼を閉じた。
っ、うっわぁあっ~~! モフモフで、やわらかで、しあわせ~……ぐぅ。一番毛質がやわらかな胸もとの特等席に埋もれ、私はあっという間に眠りの世界へと旅立った。
しかし、気持ちいいお昼寝は、突然終わりがやってきた。
「フローラ、起きてちょうだい! 逃げるのよ!!」
ゆさゆさと肩を揺さぶられて、瞼を開く。



