激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「あー! 見て見て、スカーレット!」
《なあに?》
 おひつのご飯に真剣な様子で、ふりかけをパッパッとしていたスカーレットが、私の声にコテンと首を傾げながら目線をくれた。
「窓の外よ! なんと全員が振り落とされずに背中に乗れてるのよ! ……あ、でも下手っぴな下っ端の人たちがいないかも。もしかしてクビにしちゃったのかな?」
《へー》
 スカーレットは一瞥だけして興味なさそうに答えると、またすぐに、ふりかけをパッパッとし始めた。
 ……あれ? そう言えば、スカーレットはおひつのご飯に直接ふりかけをかけている。となれば、直接おひつから食べだすわよね?
 残りご飯はあれで全部だ。もしかして私のお昼が、ない……!?
 ぐぅううぅう~。きゅるる~。
《はいフローラ!》
 私が切なく、腹の虫と大合唱をしていると、脇腹のあたりをポフポフと尾っぽでたたかれた。
「……ん?」
 消沈のまま振り向いた私だったが、この後、私の心は天高くぶっ飛ぶことになる。
《まぜご飯のおにぎりよ! 召し上がれ?》
 っ!!