激おこ転生幼女のモフモフ無双!

 つまるところ、節約したところで二日が三日に伸びるだけで、たった一日しか猶予はできない。「戦争は、果たしてあと三日で終わるのか?」という疑問が脳裏を過ぎったが、チョコレートが尽きれば、スカーレットが力技で戦争を終わらせるだけの話だと思い直した。
 これにて、内々にではあるが、最長でも三日後の終戦が確定した。
「さて、そろそろお昼だね。ねぇスカーレット、お昼、ふりかけご飯でいい?」
 ……そうなのだ。先の言葉通り、ママはとてもじゃないけど、ご飯になんて手が回る状況じゃない。
 かといって、「ご飯も身の回りのことも、自分でなんとでもできる」と大見栄切ってしまった手前、モリスの家にも行きにくい。
《えー? 朝もジャムパンだったし、ちょっと寂しいわね。なにかおかず、ないの?》
「うーんと、目玉焼きなら作れるけど……あ、卵は昨日、使い切っちゃったんだ」
《あら。それじゃ、仕方ないわね》
 慌ただしい皆を横目に、私とスカーレットはのんきなものだった。
 その時、なにげなく巡らせた目線が、窓でピタリと止まった。