要は、戦争に瀕した領内でこんなに暇を持て余しているのは、私とスカーレットくらいのものだ。
《へー、色々大変なのね。……よしっ、今日、最後のひと粒はこれに決ーめた!》
スカーレットは他人事のように答え、吟味に吟味を重ねて選んだひと粒を、爪の先でちょいっと摘まむと、パクッと頬張る。そうして口内で転がすようにじっくりと味わい、幸せそうにほんわぁ~っと口もとを緩ませた。
……へぇー! スカーレットもゴ○ィバは味わって食べるんだぁ~!
私が新鮮な驚きと共に見つめていれば、スカーレットが微笑みから一転、ハッと気づいたように私を振り向いた。
「ん? どうかした?」
《……そういえば、戦争中もゴ○ィバのお店って、ちゃんと開いてるのかしら!?》
「普通に考えて休業でしょう」
《えぇえっ!? それじゃあ次にいつ買えるかわからないじゃない! ……うぅううっ、仕方ないわね。一日三粒って決めたけど、節約して一日二粒で我慢するわ》
……アソート缶の中のチョコレートは全部で九粒。今日の分の三粒はもう食べちゃったから、残りは六粒。
《へー、色々大変なのね。……よしっ、今日、最後のひと粒はこれに決ーめた!》
スカーレットは他人事のように答え、吟味に吟味を重ねて選んだひと粒を、爪の先でちょいっと摘まむと、パクッと頬張る。そうして口内で転がすようにじっくりと味わい、幸せそうにほんわぁ~っと口もとを緩ませた。
……へぇー! スカーレットもゴ○ィバは味わって食べるんだぁ~!
私が新鮮な驚きと共に見つめていれば、スカーレットが微笑みから一転、ハッと気づいたように私を振り向いた。
「ん? どうかした?」
《……そういえば、戦争中もゴ○ィバのお店って、ちゃんと開いてるのかしら!?》
「普通に考えて休業でしょう」
《えぇえっ!? それじゃあ次にいつ買えるかわからないじゃない! ……うぅううっ、仕方ないわね。一日三粒って決めたけど、節約して一日二粒で我慢するわ》
……アソート缶の中のチョコレートは全部で九粒。今日の分の三粒はもう食べちゃったから、残りは六粒。



