激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「パパはもう、領内への伝達で慌ただしく駆け回っている。ママもこれから忙しくなるわ。家のことにはなかなか手が回らなくなってしまうけれど、お隣のおばさまに声をかけてあるから。食事や身の回りのことで困ったら頼るようにしてちょうだい」
「大丈夫よママ! ご飯も身の回りのことも、自分でなんとでもできるわ。だからママは、お仕事の方に集中して」
「ありがとうフローラ。赤ちゃんだとばっかり思っていたのに、いつのまにかすっかり頼もしくなっていたのね」
「ふふふ。私は最初から、しっかり者で逞しいのよ」
「まぁ、フローラったら」
 私が胸を張って言えば、ママはコロコロと笑い、急務である救護スタッフの指導にあたるべく、足早に屋敷を後にした。

《パパさんもママさんも、忙しそうね~》
 朝食後の居間で、スカーレットがユルグさんからもらったチョコレートの缶を前足で器用に開け、真剣に吟味しながら告げた。
 朝食以降、領内は一気に慌ただしさを増していた。