激おこ転生幼女のモフモフ無双!

「そんじゃ、俺は訓練に行くからまたな。ドラゴン殿、よかったら残りのチョコも食ってくれ」
「きゅー(やったー)!」
 スカーレットは嬉々として、チョコレートのアソート缶を受け取っていた。
「ユルグさん、訓練頑張ってね」
「ああ! またな」
 と、ユルグさんの背中を見送ったところで――。
 ――バビュンッ。
 上空を黄色い毛玉が、弾丸のように飛んでいった。
 ん? ……今のって?
「ねぇスカーレット、今のってレモンちゃんだよね?」
《えー? レモンなんて入ってなかったわよ。今のはヘーゼルナッツ、さっきのはピスタチオだもの~。うふふ~、やっぱりゴ○ィバのチョコレートはひと味もふた味も違うわね~》
 私の問いかけに、スカーレットがアソート缶を抱き締めながら、うっとりと答えた。
「……」
 もう、なにも言うまい。
「まぁいいや。それよりスカーレット、お腹も減ったし、着替えて顔を洗ったら朝ご飯を食べに行こっか」
《やぁねフローラ。あたしに着替えは不要よ~。それに顔なら今、洗ってるわ~》