「ごめんね、急いでるから」 それでも逆の立場ならよく思わないよなとすぐに感じてしまうのも、自分に罪悪感があるからだと思う。 大して話したことない。 ただ目で追ってしまうことが多かっただけ。 それだけなのにどうしてこんなに罪悪感を感じるのだろう。 「わかった、じゃあまた」 すんなりと引き下がった館山くんを見て、意識しているのは私だけだと余計に恥ずかしくなる。 手を振り、少し駆け足ぎみに校舎を出る。 外はまだ雨が降っていてどんよりと暗かった。 早くしょうちゃんに会いたい。