まだ好きじゃない



ー♪♪♪


どこからか着メロが聞こえてきて、松田くんが一瞬ビクッと肩を震わせ動きが止まり力が弱まった。


「…君、なにしてんの?亜美ちゃん、超嫌がってんじゃん」


聞いたことのある声がして、声のするほうを見てみると…。


「…っえ?恋川くん…?」


私たちが話していた壁のすぐ近くの曲がり角にあるベンチに恋川くんが横になっていた。


「実は、全部話し丸聞こえなんだよね。他に人が来る前に逃げといたら?」