まだ好きじゃない



たしかに、玲奈の言うこともわからなくはない。


きっと誰もがそう思うと思う。


「別に私は、付き合いたくて落としてたわけじゃないし。みーんな私のことを好きになっていくのが面白かっただけ」


「…ほんと、絵に書いたような悪魔だよね〜?」


「ちょっと、小悪魔って言ってくれない?」


軽口を叩き合っていると、廊下が騒がしいことに気づく。