「社長…その〜すみません」

頭を下げたら

「いや…大丈夫
俺は胡桃が好きだから。
実はもっとキスしたいんだけど」

顔を上げると顔近いし…
恥ずかしい…

胡桃が好きだから⁇
もっとキスしたい⁇

はあ…この社長。やっぱり男だ〜
セクハラ…社長⁇

「し…社長…男なんですけど⁇」

「当たり前だ。男だからな。」

「いや〜だって〜」

もう頭が混乱

「あれは…仮の姿だよ
まあ仕事の時だけかな…」

バスタオルで髪を拭きながら言っている
その姿は惚れ惚れする程カッコいい。

「仕事の時だけ⁇」

待って〜仕事の時に
オネエになるって意味よね〜
男の方が仕事的にやりやすいだろうに…

「まあこんな事言うのもなんだけど…
俺がこの容姿だから女が寄ってくるんだ
それが結構トラブルになるんだ
まあ色々あってな。
だから…女装すれば女は寄ってこない。
女には興味ないって思われるだろう。
こんな趣味の男は嫌がられると思うからね。
だからだわざとしてるんだ」

女装してても好きになる人はいると思うけど
いや〜男の人が好きになるかも…
あんな美女が現れたら好きになるよ

「今度は男の人からモテますよ」

冗談で言ってみた

「あ〜それもあった」

あったんか〜い。

両性にモテるって中々世の中いないよね〜

「男もさあ。
いつも桐谷が側にいるから変に疑われて
あまり寄って来なくなったなあ
巷では俺と桐谷がいい感じ⁇って
思われてる。
桐谷以外秘書がいないから疑われても
仕方ないけどな」

まあそれは納得出来ると思われます