三歳のとき保育園で出会って、高校生までずっと同じ学校だった

思えば一番最初の友達と15年も一緒に過ごしたんだね

授業、部活、塾、忙しない日々の中で溜まる小さなゴタゴタの全て
君と一緒に帰る、それだけで「今」の1ページなんだって愛せる気がした
これって錯覚なのでしょうか
それとも自惚れなのでしょうか

息を切らして階段を駆け上がり
遠くを眺めた君は逆光の中振り向いて
なんて一年前は当たり前だった

この景色が見れるのは昨日が最後かもしれなかったのに
君は居なかったね

小説みたいな青春もなく過ぎた18年とちょっとの人生だけど

屋上から沈みかける夕日を見ているとふと思う

たとえ世界の外れの孤島でもこの沈む夕日を見ていたい

その時には君が横に居てくれたら幸せだろうな

なんて

心にも春が訪れたような不思議な感覚

屋上にも桜の花びらが一枚届いた

この春で一緒に過ごした日々は途絶える

でもこの希望だけが明日へと導いてくれる


余計な妄想をしすぎたね




15年間ありがとう
卒業おめでとう
そして
これからもどうぞ宜しく