ある雪の降る日私は運命の恋をする-short stories-

葉月はいつも強くて、かっこいい。

僕は人に何か頼まれたら、あんまり断れないタイプだから、自分の意見をはっきり言える葉月を少し羨ましく思う時もある。

あと、葉月は正義感も強くて、僕が困ってる時はいつも助けてくれる、ヒーローみたいだ。

この前も、僕がまた掃除を押し付けられそうになった時葉月が来てくれて、他の子たちを叱ってくれた。

「私、曲がったことって大っっ嫌い!!自分の仕事は自分でやれっつーの!!」

ちょっと口は悪いけど、正直スカッとした。

僕じゃ絶対言えなかった、出来なかったことを葉月は難なくこなしてしまう。

そんな葉月が頼もしくて

僕にはやっぱり葉月が居てくれなきゃ困るなって。

葉月も僕のこと、そう思ってくれていたら嬉しいかも。