「えぇっ!!」

「せ、先輩っ!しー」

人差し指を立てて"静かに"と合図して周囲を見回した宮下。

「本当にっ?」

声を潜めても驚く様は変わらない。


まぁ、俺も最初はマジだと思わなかったもんな。

宮下が小松を好きだなんてさ。

リアル美女と野獣だ。


男子部副部長の小松はチームのムードメーカー的存在。
そしてこの店の店長夫婦の息子。