そんな時。 「白井先輩っ!」 料理が来るのを待っていた私を可愛い声が呼んだ。 あまり聞き慣れない声に振り向くと、その先にいたのは宮下さんだった。 「…」 彼女を見た途端に頭を過ぎった昨日の光景。 いや、違う。 現実だ。 宮下さんが私達に近づく姿。 その後ろにいたのは河野だった。 河野に気付いた瞬間目が合った。 反射的に視線を逸らして河野を見ないようにした。 見たくなかった 宮下さんと一緒にいる河野の笑顔なんて。