「部屋行ったら課題手伝うから」 「…優弥が代わりにやってよ」 「ふざけんな。…字でバレるだろ」 「えー…疲れてるから早く寝たいのにぃ」 「それは俺の台詞だろ」 いつものように他愛もない話の合間に左手の処置も終わらせてくれた。 そんな優弥を見ていたからか、ポツリと言葉が漏れた。 「…迷惑かけてばっかりだね…」 この数日、毎日家にいる優弥の姿を思い出した。 「別に迷惑とか思ってねぇよ。 ほら、部屋行くぞ」 立ち上がって救急箱を定位置に戻す優弥に続いて私も立ち上がり部屋へ向かった。