そっか。 そうなんだ。 朝比奈くん、莉真ちゃんのこと好きじゃなかったんだ。 へー…そっか… どうしよう、頬がゆるゆるしてしまう。 「朝比奈く「ま、他に好きな女はいるかもしれねーけどな」 「は!?誰!?どこの巨乳!?」 「なんで巨乳は決定してんだよ」 「だって朝比奈くん意外とムッツリな顔して…」 「うるせーよ」 朝比奈くんの大きな手のひらが伸びてきて、私の目を塞ぐ。 「巨乳とか興味ねーよ。 今は…バカでマヌケな柴犬を構うのに忙しい」