【拝啓 私の彼氏様
この度は私を“彼女”として採用くださいまして誠にありがとうございます。

つきましては私と交際をして頂くにあたりまして以下のサービスを実行していく所存であります。

一つ、毎日オハヨーのチューを致します。(バイバイのチューとの併用可)

一つ、毎日大好きと言います。(その際返答頂けると嬉しいです)

一つ…】





「以下省略!!!」




朝比奈くんはそこで読むのをやめてしまった。




「なぜ!?」



「頭痛がしてきたから」



「うそ!?大丈夫!?薬飲む…」




カバンをあさろうとした私の腕を朝比奈くんがつかんで止める。




「…なんもしなくていいから」



「え?」




「宮原はただ、俺の隣で笑ってればいいんだよ。俺は…お前の笑顔が好きだから」