私の隣で笑って

「碓氷せんぱーーーーい♡おはようございます〜!!今日も、大大大好きでーーーーす♡始まる前に来ちゃいました♡やっぱかっこいいですイケメンです♡」

「も、ももねちゃんおはよう…」

「もしかして来ないと思いました?何回でも来ますよ♡嫌いになんてなりません♡」

「あ、ありがとう…」

「でも、告白は明日でやめます!!」

「何回振られたんだろう、振られすぎて忘れちゃいました!!」

「明日…?」

「はい!昨日先輩の本音、ちょっと聞いた気がしました。先輩にどんな過去があったかは分かりません。けどこれだけは分かりました!私がどれだけ好きでも、大好きでも、先輩の心の中には違う人がいます。その人のことを引きずってます。なのに私の気持ちを先輩に無理にぶつけても迷惑でした。ごめんなさい。」

「…」

「先輩のことすっごく大好きです。大好きだから最後にします!大丈夫です!明日振られたらさすがに諦めます!ずっと話さないとか無理だけど。遠くから見とくだけにします!でもやっぱ最後だし真面目に告白したいなぁ…」

「おーい凪斗〜お前当番朝イチー」

「す、すみません…!!」

「大丈夫だよ〜」

「あ、そうだ!やっぱ定番の屋上!!先輩屋上行きましょう!明日の18時!遅刻はダメです〜!!」