「それでも、いいですよ」
響くんは笑顔で了承してくれた。
またあの笑顔……
わたしの事が嫌いだから笑顔で表情を隠しているのだと思ってたけど……涼輔くんの前でもそうだったんだ……
じゃあさっきの、あの……照れた表情は一体……
だめだ、全然響くんの事を理解できない……
そうだ、涼輔くんは……
そう思い、チラリと涼輔くんの顔色をうかがうと……
「…………」
何も言わないものの、ムッとした表情で、不機嫌なのは一目瞭然だ。
やっぱり……怒ってる……
「じゃあ、また来ますね」
あれから食事を終えて会計を済ませると、響くんは笑顔でそう言った。
「ダメに決まってんだろ! 颯太、1人でここに行くのは許さねぇからな」
「何言ってるんだよ涼輔……そんなにメイドカフェが気に入ったのか?」
「そういう訳じゃねぇけどよ……」
涼輔くんは悔しそうに口を噤んだ。
本当に申し訳ない……


