きっかけなんてどうだっていい、話しかける口実が出来るなら……


 こーいうの、棚ぼたっつーんだっけ?



 俺は、3人の男に向かって口を開く






「おい、離せ」






 戸惑うように、でもどこか安堵したような表情で俺を見たのは




 ………ずっと前から好きだった初恋のあの子。