好きって言いたい。

これで、いわゆる"イツメン"が揃った。

私たちは、高校に入って2年ずっとクラスが同じの仲良し組なんだ。璃太もイケメンだし、私を除く3人はとってもモテて人気者。


夢空は「柚羽もお洒落すれば充分可愛い。」とか無理のあるお世辞を言ってくれるけど、一緒にいて私だけ場違いなのは自覚してるし気にしているわけでもない。

楽しいしね。




「見て!夢空様だよっ」

「今日も可愛い~!」

「湊くんと璃太くんもいる!」

「あそこだけ、輝いてる…」

「近づけないよねっ…」




ほぅら、校舎まで歩くだけでこんなに噂の声が聞こえるんだ。

3人はそんな声を気にする様子もなく、私を含めたこのメンバーで雑談を楽しんでいる。



「ねー、柚羽。聞いてよ~」

「なになに、どしたの。」

「今日ね、彼氏と遊園地デートなの♡」

「はあっ!?今日平日だよ、学校だよ!?」




頬を赤らめながら幸せそうに話してきた夢空は、私のコメントに呆れた表情をした。

バカなの…?と言いたげな顔。

これは見過ごせませんねえ。




「放課後デートって知ってる?柚羽ちゃん。」

「あ、あー…。」

「分かった?」

「……はい。」




なるほどね。

それにしても遊園地かあ… いいなあ、私なんて最後に行ったのいつだろう。

そんなことを考えてると、湊が肩を叩き話しかけてきた。




「今日、行ってたカフェ行く?」

「えっ!行く行く!!」




一気にテンションが上がった私に、呆れた笑みを浮かべながら りょーかい、と言ってくれた。

言ってたカフェっていうのは、この前湊の部屋に行ったとき湊のお姉ちゃんに教えてもらった駅前に新しくオープンしたカフェのことだ。

パンケーキとか、甘いもの食べたかったんだよねえ…!




「あ、俺もいきたい。」




夢空はデート、湊と私はカフェ。

放課後1人になってしまった璃太は、興味無さそうな顔でいった。

いいよーと笑いながら返事をすると、夢空をからかいに戻る。




「何食べよっかなあ~!」

「その前に数学の小テストな。」

「……。」