次に眠る日が来たら私は君の泣き顔は見たくない。


それはずっと思ってる。


だから消えると分かったら私は君の元から去ろうって決めたんだ。


消える時は1人で。


最期に…なんて、言いたくないから。


1人で君との思い出を思い出しながら時間を過ごす。


病気になった時に慰めてくれた日。


学校で倒れて無理するなと怒られた日。


別のクラスだから分からないと思ってこっそり体育でバレーしたらこれまためちゃくちゃ怒られた日。


誕生日に病室を飾り付けしてお祝いしてくれた日。


退院した日に走って学校から帰ってきてくれておかえりと言ってくれた日。


康太のサッカーの試合に呼んでくれた日。


そして、私の命が終わりを告げた日。


数え切れない君との思い出を胸に私は本当の最期の時間を過ごす。


そう決めてるの。