そんなに私を大切に思ってくれていたことがとても嬉しい。


いつも迎えに来てくれてありがとう。


そばにいてくれてありがとう。


わがままも聞いてくれてありがとう。


私に人を好きになることを教えてくれてありがとう。


恋を、愛を教えてくれてありがとう。


私を康太のこと好きにさせてくれてありがとう。


私は康太に1歩歩み寄る。


「康太、ずっと大好き。」


そう言って思いっきり背伸びをして私の唇と康太の唇を合わせる。


あなたがこれからの人生、幸せでありますように。


そんな思いをこめて。


康太はぬくもりを感じたのか、目をあける。


康太と目が合う。


私は今まで見せたどんな時の笑顔よりも最高の顔で笑った。


その瞬間私の全てが光に包まれて康太が見えなくなった。


暖かい光に包まれてだんだん眠くなる。