「じゃあ行こ、放送部がアナウンスする席が1番見えると思うから。案内する。」


私と真穂はグラウンドへ歩いて向かった。


アナウンスをする生徒の横に立つ。


当たり前だが私のことは見えてないようだ。


幽霊ってこういう時ほんとに得だなぁ。


「それでは次は応援団による演舞です。」


放送部の女の子がそうアナウンスすると入場門にいた応援団がいっせいに走ってくる。


その中の中心に大津くんと康太の姿が。


え、康太1番前の真ん中じゃん。


いっぱい頑張ってたからみんなにそうして貰えたんだね。