「あ、そうだったね笑早く本題に入ろう。
この花を見せるために今日は呼んだんだ。」
そういう湊くんの手には不思議な形をしたピンク色のお花が。
「すっごく綺麗!なんていうお花なの?」
そう言って湊くんを見上げると
「……っカ、カタクリって言うお花だよ。((上目遣いはズルすぎる))」
湊くん、顔が赤い…?熱かな。私の心配してくれてたけど実は湊くんの方が具合悪かったのかも…
「湊くん、もしかしてお熱ある…?保健室行かなきゃだよ!」
湊くんはふにゃって笑いながら
「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
って。ほっ、余計な心配だったみたい。
それにしても初めて聞く名前だなぁ。
「カタクリっていうんだ。初めてみたよ!」
「春先の晴れた日にしか咲かないんだ。」
…今なんと!?ということは、これとっても貴重な姿なんだ…
わざわざ他の可愛い女の子たちと話してたのに私のために見せてくれるなんて…どこまで優しいんだ、湊くん。
