いつも乗る電車の車両に可愛い女の子がいた。

ロングが似合う可愛い女の子。

制服からして他校の子だろうな。

俺には無縁な子だな。

けど彼氏いそうな気もする、けどいたらショックだな。

ある日声をかけてくれた、あの女の子だった。

俺は正直びっくりした。

まさか声かけてくれるとは思わなかった。

そんな彼女がいきなり告白してくれた。

ほんとはすごく嬉しかったし付き合いたいって思った。

けど俺には親にしか言えない理由があった。

だから突き放すような言い方をしたんだ。

俺には脳に腫瘍があり、この病気は治らないと言われた。

将来、生きられないかもしれないと言われた。

けどいきなり告白してくれた彼女には重い話しだと思った。

それにまだ名前を知らないから尚更。

もう彼女と話すことはないだろう。

その時の俺は自分のことばかり考えてた。