お前は俺だけのものだ〜私はあなたに相応しくありません

「みくる、早く着替えてこい、こんなところさっさと出るぞ」

「おい、説明をしろ、勝手は許さん」

俺は海堂慎にゆっくりと説明を始めた。

「俺は華園誄に戻った、だから九条家とは何の関係もなくなった、九条リゾートホテル社長も辞任した、俺の出生の秘密は何の効力も無くなったよ」

「上流階級の生活と、九条財閥の地位を捨てたのか」

「そうだ、みくるは一般庶民としか結婚しないからな、俺が一般庶民に戻ったんだ」

みくるはビックリした表情を見せた。

「みくる、早く着替えてこい」

「あ、はい」

海堂はがっくりと肩を落とした。

俺とみくるは海堂のマンションを後にした。

「みくる、結婚するぞ、俺達」

「本当に良かったんでしょうか?」

「いいんだよ、その代わり、仕事これから探さないといけないんだ、それに住むところも、マンションからアパートになっちゃう」

「それはいいんですけど、お父様は落胆されたんじゃないですか」

「わかってくれたから、大丈夫だよ」

「そうですか、社長はこれで後悔しませんか?」

「だから、もう、社長じゃないから」

「あ、すみません」

俺が契約しておいたアパートに向かった。

「みくる、ここが俺達の新しい棲家だ」

「なんかほっとします」

みくるに笑顔が戻った。