“恭が誰かのものになってもいいの?” 凛ちゃんの言葉が 何度も、何度も 頭で繰り返される… 「―未月?なんかあった?」 「えっ!?」 あっ………… 「なんでも…ないよ、恭…」 ――放課後の帰り道 自転車を引く恭の隣で歩く私 小さく首を振り、恭から目を逸らす 凛ちゃんの言葉の意味って…… “恭にカノジョができたらどうするの?” って 意味だよね…多分…。 恭にカノジョができたら…―― 私…… 「ねぇ、恭…」 「ん?」 「…なんで恭は カノジョつくらないの?」 ……なんで?