たまらなくなって、きゃっきゃ、と手足をジタバタさせて最大限の喜びを放出させる。
そのままゴロゴロ寝返りを打って……、わたしの動きは、ピタリと止まった。
いつの間にか脱衣所から出てきていたおーちゃんが、リビングでくつくつと肩を震わせているのを見つけてしまったのだ。
……見られた……っ。
頭の先から足の先まで勢いよく羞恥が駆け巡る。
わたしはロボットのような動きでゆっくりと起き上がると、ベッドの上で正座した。
「お前ってほんと、わかりやすい」
もうほとんど乾いている髪をかきわけながら、おーちゃんが寝室へとやってきた。
楽しそうに細めた目でわたしを見下ろして、その手でわたしの頭に触れる。
……あ。
いつもの、わしゃわしゃって感じじゃない……。
これは紛れもない、女の子扱いだ。
ドキドキと加速していく鼓動。
頬に集まりだす熱を感じながら見上げると、頭を撫でていた手が顔の横に下りてきて、おーちゃんが近づいてくる。
また、キス……!


