……ひゅ、と喉が音を立てた。
息が詰まって、わたしはおーちゃんを見上げたまま、立ち尽くした。
「ひとりにしたくないとか、かっこつけたこと、言ったけどさ」
おーちゃんはわたしの片手を取ると、その手に花束を握らせる。
「お前のいない生活とか、俺のほうが耐えらんねーの」
「……っ」
わたしは、引き寄せられた力に抗うことなく、花束と一緒に、おーちゃんの腕の中へと飛び込んだ。
しっかりと抱きしめられ、周りで、どこからか小さく歓声が上がった。
……わたしは、お姉ちゃんを傷つけたくない。
お姉ちゃんは、きちんとあのプレゼントを渡せたのかな。
おーちゃんは、お姉ちゃんの気持ちを知ったのかな。
……それとも、美月の言うように、元々気づいていたの?
返事をしてきたの?
話をつけてきたって、……わたしは、これからも、おーちゃんと一緒にいられるの?
ぐるぐると、頭の中で色々な思いが渦巻いていた。
けれど——、


