ふたりして振り向くと、結花と愛花の叔母さん——立石さんが、顔を覗かせて、あらま、と笑顔を見せた。


「旺太くんも来てたのね」

「こんにちは」

「叔母さん、……今日も来てくれたんだ」

「当然よ。当分は、通ってもいいかしら。パパは仕事だし、慎は学校だし……家でひとりじゃ、寂しいのよ」


ウフフ、とおちゃめに笑ってみせる立石さんは、


「旺太くんもいたなら、丁度よかったわ」

「……俺も、立石さんに会えて、丁度よかったです」

「……やだあ、旺太くんたら!」