「……愛花は、そのこと、知ってるの?」 「うん」 「……そっか……」 結花は、悲しげな目つきをを見せた。 「じゃあ、知ってて……これを持ってきたんだ。……わたしに、譲ろうとして……」 ……譲る……。 結花の言葉で、俺ははたと気がついた。 愛花がプレゼントをここへ届けたということは、……愛花は、結花の気持ちを知ったということになる。 それが、俺から離れようとした理由なのだとしたら……。 「——おーちゃん」 結花が再び俺の手を取った。