叔母さんの言っていることは、もっともだった。
わたしは、この場で首を振ることはできず、……小さく頷いた。
「……よかった……」
叔母さんは、ホッとしたように肩の力を抜いた。
おばさんと一緒に、わたしの視線はおーちゃんへと移る。
「……旺太くんには、本当に、心から感謝してるわ。愛ちゃんの希望だったとはいえ、……あなたに甘えてしまって、ごめんなさい。わたしたちの代わりに、今まで愛ちゃんを守ってくれて、本当にありがとう」
「……いえ」
「旺太くんと離れちゃうのは、愛ちゃんも、寂しいとは思うんだけど……」
「いや、俺も……ふたりは立石さんの家で暮らすほうが、いいと思います。そのほうが俺も、安心です」
「……ありがとう、旺太くん」
叔母さんと話している間、おーちゃんは一度も、わたしの方を見なかった。


